膝の痛み

膝は、立つ・座る・歩くといった動作に欠かせない、大切な関節です。特に中高年では、加齢や関節の消耗により膝の痛みを感じる方が多く見られます。一方で、スポーツや仕事での負担、ケガによって、若い世代でも膝に不調を感じるケースがあります。さらに、発熱時や生理前に痛みを訴える方もおり、原因は一つとは限りません。骨・筋肉・靭帯・滑膜など、様々な部位に痛みが出る可能性があり、複数の要因が絡んでいることもあります。

関節リウマチ


自分の免疫が誤って関節を攻撃し、炎症を起こしてしまう自己免疫性の病気です。女性ホルモンとの関わりがあるとされており、中年以降の女性に多く見られます。最初は手や足の小さな関節に痛みや腫れが出ることが多いですが、進行すると膝などの大きな関節にも影響し、痛みが広がることがあります。

関節リウマチ

変形性膝関節症


膝の関節軟骨がすり減り、骨同士がこすれて炎症や痛みを引き起こす疾患です。加齢や長年の負担、膝の曲げ伸ばしの多い作業が主な原因です。筋力や柔軟性の低下、冷えによる血行不良も痛みを強める要因となります。

変形性膝関節症

膝関節靭帯損傷・半月板損傷


膝に急な衝撃や強いひねりが加わることで、靭帯や半月板を損傷してしまうケガです。スポーツ中に多く見られますが、転倒や事故でも起こることがあります。膝の強い痛みや不安定感が特徴です。

膝関節靭帯損傷・半月板損傷

腸脛靭帯炎(ランナー膝)


太ももの外側を走る腸脛靭帯が、大腿骨とこすれ炎症を起こすことで痛みが出る状態です。長距離ランナーに多く見られますが、スキーや登山、自転車競技などでも発症します。筋力不足や柔軟性の低下、O脚の方も要注意です。

腸脛靭帯炎(ランナー膝)

オスグット病(オスグッド・シュラッター病)


成長期の子どもに多く見られるスポーツ障害で、膝下(脛骨粗面)に痛みや腫れが出ます。ジャンプやダッシュなどの繰り返しで、膝に負荷がかかることが原因です。特にサッカーやバスケットボールをする小中高生に多く見られます。

オスグット病(オスグッド・シュラッター病)

ジャンパー膝やSinding-Larsen-Johansson病(シンディング・ラルセン・ヨハンソン病)、タナ障害など、膝には上記以外にも様々な疾患や症状があります。膝は日常生活やスポーツで酷使しやすい部位のため、摩耗や消耗が原因となるケースも少なくありません。特に運動時は、できるだけ負担をかけないことが大切です。まずは安静にして痛みを和らげた上で、原因を見極め、適切なアプローチを行うことが重要です。

膝の痛み、年齢や性別に関係なくご対応します

私たちの日常動作である立つ・座る・歩くといった動きの中で、膝はとても重要な役割を担っています。少しの痛みでも、膝の不調は生活の質に大きく影響します。
「立ち上がるときに違和感がある」「階段の上り下りがつらい」といった初期症状を感じたら、できるだけ早めにご相談ください。身体の痛みは、出始めにしっかり対処することが何より大切です。当院では、膝の痛みだけでなく、関連する部位を含めた全体的な施術も行っております。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にお越しください。

ご予約・お問い合わせ

当院は、自由診療はもちろんのこと、保険診療にもご対応いたしております。
ご予約は、自由診療のみLINEから承っております。保険診療は、当日ご来院いただきました順番にて診療いたします。
自由診療の方でご予約なしでご来院いただいた場合も順番で診療いたしますので、急な痛みやしびれでお困りの場合も、当院におまかせください。お問い合わせはお電話にて承っております。

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